ネオロマンスライブ2004SUMMERレポート


出演: 岩田光央・森川智之・立木文彦・関智一・置鮎龍太郎
7日のみ:小山力也・高橋直純・石川英郎・森田成一
8日のみ:浪川大輔・井上和彦・小西克幸・谷山紀章

2004/8/7・8




桜崎りえる









1日目:昼の部

相方がレポできねーってことで今回珍しく冷静(ではなかったが相方と比べるとかなり冷静だった)と言うしか他ない、わし、桜崎がレポート、つーか、どんな勢いで相方がぶっ壊れていたかを日記調にしてお送りいたします〜。途中記憶が錯綜して内容に偽り有になっているかもしれませんがまあそこは見て見ぬふりの突っ込みはなしの方向でお願いいたしますー。
今思うとなんでしょうか。それほどおっきーに執着してるわけでもなしだったんですが、ライブの告知があった日にすっかり全日程行くつもりでいたというのは……。まるで見えないなにかに行けと背中を押されたような。

えと、わし、秋のライブん時がちょっと尋常ならざる精神状態でしたので、今回はまさに相方がそれ状態に陥り大いに満足です←オイ。や、ホント最近のわしなにかと箍が外れっぱなしなので、おっきーおっきーと言ってる割に妙に大人しいんじゃねーの?と思っていた相方がこれを期に一気に箍を外しまくってくましたので、や、ほんとに棚からぼた餅つーんですか?おっきーさまさまっつーんですか?
思い起こせば、ライブのオープニング、逆光の中、9人のシルエットが浮かび上がり、真っ先におっきーの姿(ミラクルその1)を見つけたであろうわしら、
桜崎(以下桜)「げ、ちょっとアレおっきーだよね…」
藤崎(以下藤)「ぎゃあ、むっちゃカッコいいぃぃいいいい〜〜〜〜〜(叫)」
桜「………。うん、ヤバイよねぇ…アレは、マジで………」
藤「おっきいいいいーーーーーっ(大音量)」
桜「…………」
まさにあの瞬間(相方が壊れた瞬間)わしはおっきーに感謝せずにはおれんかったですよ。ほんまに。…ああ、ありがとう、おっきー…。そんな時にそんなことをしみじみと思っていたなどと隣で絶叫している相方は知る由もなく……(爆)

さて、1日目、メンバーは岩田さん、立木さん、もりもり、ちーち、おっきー、今日だけメンバーの小山さん、高橋直くん、森田くんと石川英ちゃん。
オープニング、9人が舞台に踊り出て「MiracleBeatSummer」をシャウト。おお今回はミラクルなのか!と思いつつ、いきなりな飛ばしようにええんかい?って突っ込みを入れながらももう止まりません。止まってるわけにはいきません。つか、止まれない。気づくと一緒になって踊り狂ってました。舞台上手に陣取っておったわしら、ちょっとばかしおっきーの変わり様に視線がロックオン状態だったわけですが、そんな視線もようやく他にも動くようになった途端にフリーズ。オイ!ちょっと待て!ぎゃー!!もりもりがすんげーことになってます〜〜(ミラクルその2)今年の夏は猛暑だからってなにもそんなに露出せんでもええやん!な装い(白のノースリーブパーカー、しかもかなり下までファスナー開けてるので腹までまる見え!)をしてるではないですかい。わしゃ危うく魂吹きそうになったでござるよ。胸元フェチなわしには目に毒。あーもうホントびっくりでした。こうしてわしの初野次(?)はもりもりへと贈られることになりました……。
いきなりテンションも高くノリまくりだったわけですが、その中でも小山さんが妙に動きまわられてまして、長らく蓄積されていた小山さんという人のイメージというものをここで一気にガラガラと崩されてしまいました。
この日初生見だったのは小山さんの他、ある意味楽しみにしていた森田くん。彼はもーなんだか日に焼けて健康そうで、また少年のようなお姿(おねーさんタンクトップには弱いんですって(夜の部))にくらくらしてしまいました。あとは、久しぶり〜のちーちと英ちゃんには懐かしく思いを馳せさせてもらったりととにかく、オープニングからわしらの(注:相方は一人に限定されてましたが)感情はかなりな勢いで忙しかったわけです。
で、オープニングが終わり
桜「あー、飛ばしすぎだよ……」
藤「も〜〜〜〜っおっきーかっこいい〜〜〜っ」
会話がまるで成り立ちません。つか、相方おっきーしか見てなかったご様子。

ライブ。
オープニング終了後すぐに高橋直くんの歌で始まりました。
「虹色・腕」&「嵐になれ光になれ」直くんのまた一廻りも小さくなっちまった小顔を拝んでにわか心配になったり、つか振りをすっかり忘れてわしノリきれませんでした。あかんやん…。直くんとは今日だけなのだからと思い必死に目に焼き付けるわしら。しかし、いつもホントに楽しそうに気持ち良さそうに歌う直くん、ほんまに歌が好きなんだなーって思いました。そして、直くんの紹介でもりもりが登場〜。「H2O」&「異次元飛行〜αtoω」。歌い出した途端、声にん?とか思ったのは、後から知ったのですが、体調が悪かったらしい。ところで、「H2O」。かなり好きな歌なんすけど、今回、装いのほうに気が行ってしまい、しかも目のやり場に困ってしまいかなり出鼻をくじかれてました。「異次元飛行〜」では、エルンストの歌って爽やか系なはずなのに、ここんとこ回を増すごとに熱く歌い上げてるねーな感じで、もりもりの気持ちはわかるけどエルンストから随分かけ離れてしまってるぞーとか突っ込みを入れつつ、まあでもやっぱりもりもりはシャウト系が合ってるんで良しとしました。
でもって、森田くん登場。初生聴です。タンバリン持ってます。「JUMP☆」つーのはノリは良いんだけど、ヒップホップ系はおねーさんたちにはノリ難いでございますよ。相方と二人して「合わない〜」「ずれる〜」とかぎゃあぎゃあ言いながらでもがんばりました。つか歌が歌なだけにそこらじゅうでジャンプしまくりまくりなんす。ジャーンプ、ジャーンプって何回ジャンプさせられたことか…。つか森田くんって、なんであんなに元気なのかしらん。終わってからしばしぜーぜー言ってました(体力ありません)

アンジェチームのショートコント(ドラマ)
ゼフェル&レオナード&ヴィクトール&エルンストです。ゼフェルの「怖い話しようぜ〜」に、ヴィクトールが「豆の鍋を2ヶ月放置」エルンストが「人間(おねーさん)」レオナードが「酒(これはウソ)」レオナードの「ゼフェルちゃん」と呼ぶのが萌。

ここでだっけか?久遠さんが登場。
ネオロマンス関連の何だっけ?確かアンジェエトワールとOVAのCM映像を見て、

トーク(夏休みのミラクル体験)
印象的だったのがもりもりの合宿中のミラクル骨折。しかも首(怖)正直よく生きてたなと思ってしまった。だからミラクルなんだけど、きっと骨折ってなかったら今頃どれだけ元気なんだろうって久遠さんも程よい突っ込み。あとは岩田さんのむらさきシメジの話(爆笑)むっさ熱く語るんです。よっぽどキノコが好きなんだなと思った。岩田さんの語りは演技付でしかも擬音がいっぱいでかなり笑える。岩田さんのおかげでそれまでに話をしてたメンバーの方々の話はすっ飛んでしまいました。

ライブ。
仕切りなおしで、ちーちの歌から始まる。
「火群の地平線」イントロを聴いた瞬間飛び上がって喜び合う相方&わし。絶対、天真(遥か1)でくるから勝真(遥か2)の歌は歌わないだろうなーって思ってたの。そしたら勝真なんだも〜ん。歌うちーちはヴァ○ス以来の超久しぶりだったんすけど、相変わらずカッコ良かったです。ずっと振り続けてた腕が死にそうだった。1曲のみだったのがちょっとそれが惜しい。歌い終わってから本人「いっぱいいっぱいですっ」(笑)
そして、立木さんの「MountainRoad」&「YOーHO〜風と歌おう」→もりもり再登場しての二人での「夢のありか」。
正直もうしょっちゅう聴いてるんで「おなかいっぱいだよ〜〜〜〜」(超失礼です…ごめんなさい)
英ちゃんの「Daysgoneby〜夢の中の夢」(ジャズ仕様イス付)英ちゃんの生歌なんて、6年ぶりくらい(M以来)に聴いて感無量。英ちゃんってちゃんと己をわかって歌ってんだなーって感じでした。もーここまでくると流石だね〜としか言いようがなくて。しかもミラーボールがこれでもかってくらいまわってました。

愛のメッセージ
いつもの愛のメッセージです。天真の愛のセリフはご本人とのギャップに関心しつつ(プッ)次が森田くんの火原。出てきた途端むちゃ違和感。何故って小道具(コーラ)持ってるし、台本持ってねーし!!しゃべり出したら
「「セリフ全部入ってるの〜〜〜〜?」」
「「さすが森田くんや〜〜〜〜」」
見事な一人芝居。やたら長いし、どこからどこまでがアドリブ?な感じだったし、もう天晴れっす。
アクラムのメッセージの時は笑えることに二人とも前の座席にがぶりつきで聴いてました。それほど距離はかわらんつーのにねぇ。まったく。必死で聴いたわりには毎度のお硬いセリフで何言ったかなんてほとんど覚えてません。あ、わしがです。

コルダチームのショートコント(だからドラマだって)
英ちゃんの金澤センセイと森田くんの火原が夏祭りに行くというコント。なんかやる気なしのセンセイとかおバカさんな火原を見て、ゲームを知らないわしは一人悶えておりました。ほんとに火原がおばかっぽくて相方に、
桜「火原っておバカなの?」
藤「うん」
真剣に聞いたわしもわしだが即答する相方も相方だ。


そして、久遠さん再び。遥かとコルダのCM映像を見る。遥かのアニメ化に狂喜乱舞。

10周年のありがとうメッセージ。よくよく考えるとさ、10年続けるってことはほんまにすげーことだよ。岩田さんのご挨拶に目頭が熱くなるわしら。

ライブ。
小山さんの「自由がすべて」から。おっさん走りすぎですーーーー。大丈夫か?ってずっと心配しておりました。血管切れるぞって本気で思っていました。勢い余って落ちやしないかハラハラしてました。
……そして、そして、相方お待ちかねのおっきー登場です。
「この日のために痩せてこの日のために服たくさん買いました」
もうーブラボーです。
相変わらず素敵な派手なプリントのシャツに身を包み「日蝕の鍵穴」を歌う。この歌アクラムソングの中でも一番好き(って2曲しかありませんが)待ってましたとばかりに踊りだすわしら。あからさまなおっきー、秋の時よりもノリが良すぎます。
藤「ねー、ねー、なんか、おっきーノリがよくね?(嬉)」
桜「な、なにがあったんだろう?(かなり不安)」
藤「あんな、おっきーはじめて〜〜〜〜(うっとり)」
アクラム色の赤っぽいライト受けて悦に入ってるおっきーはホントにかっこ良かったっす。そんな期待薄だったおっきーのそんなまさかなアクションに、相方ったら相当メロってて相当ご満悦ってて相当イってしまわれておりました。そうだろうなー。わかるよ。わかる(相方を眺めて神妙な顔のわし……だったと思う)と、とにかく、おっきーに対しては妙に感動してしまって、すごいすごいってずっと口走っていたような気がします。
最後は岩田さんの「CLUMSYLOVE」&「Don'tbeAfraid」。「Don'tbeAfraid」は、絶対歌うに決まってると踏んでいたので、GOって感じでした。最後ってわかってたし、全部出し切ってやる!な感じ。案の定かなりハードでした。とくにサビの部分、辛かった。けど、楽しかった。岩田さんもすんごいノリノリで会場中がもーすごいことになっていました。

エンディング。
「僕らのアニバーサリー」を岩田さんから。一人ずつ登場して歌う。アニバーサリーはみんなで歌うので、わしもガラになく感動。最後は逆光の中へ戻ってゆくという演出?

アンコール。
お馴染みのワンフレーズを歌いつつ順番に登場。バンドメンバー紹介。一人ずつご挨拶。もーね、4公演も見ると誰が何を言ったかなんて忘れてしまってます。直くんがじれっ隊のデビュー話をしてたのとあと英ちゃんがノリのよい歌が歌いたかったとか。

そんな感じで第1日目昼公演は幕。疲れきってたのに、もう終わってしまったの?って感じ。ちょっと悲しい(まだ3回もあるというのに)

夜公演までのつかの間の休息。
今回お隣のインターコンチに泊まったんですー。わほーい、お友達と合流したあと相方から直くんの振付けをご指導してもらいがてら脇目も振らずホテルのお部屋へと。疲れてたんだよー。とにかくねー。しかし、お部屋について唖然。その時点で夜公演30分前だったんす。びっくりして慌ててパシフィコへ。しかし、30分遅れるってことでお部屋へとんぼ帰り。ホテル近いって楽ちんです(涙)しかし、一体昼公演は何時間やったんだ?って驚きました。
お部屋に戻るなりぐったり感のわしとお友達を前に相方のトークが炸裂。
と、とにかく、おっきーの話しかしない。まああのかっこ良さぶりならしょうがないですが。3人でおっきー話に花が満開。



1日目:夜の部(昼の部と重複部分は割愛です)

夜の部は昼の部とほぼ同じ位置の席。ちょっとだけセンター寄りだったんですがこれが結構見晴らしが良くて嬉しかった。メンバーは昼の部と同じなので安心して見てられるかと思いきや、うはーーーーーーっ。オープニングのおっきーのお衣装がとってもお素敵でした。上下お揃いのスーツ。これまたド派手。白地に赤と緑の花柄(だと思われる)がとっても似合ってるのよ。足細い〜〜〜〜。危うく悶絶死するかと思いました。やべえやべえ。で、もりもりはまた露出激しいのかと思ったけど、ベージュのロングコートにあずき色の縁取りがっっ。これが、もーね、もりもりが着てるから似合ってるんだけど、凡人が着たらまるで「巣○のおばちゃん」ですよ(相方ライブ後談)ナイス突っ込み。

ライブ。
夜の部はいきなりのちーちから。いやん何度聴いてもよい歌だわ〜。しかし、今回も1曲のみ。会場からはブーイングが出てちーちが「うるさ〜い」とか叫んでましたな。森田くんは、マラカス持ってたなー。
おっきーの歌の時は、昼以上に驚いたことが!!おっきーが、あのおっきーが嬉しそうにステージの上を駆けずり回ってるんですよ。もー呆然。
桜「う、嘘〜〜〜、お、おっきーが走ってるよ〜〜〜信じられん〜〜〜」
藤「○×△■〜〜っ(言葉になってない)」
相方ったら隣の席が空いてるのを良いことに、おっきーが下手に走ると隣の席を侵略し、上手に走ってくるとわしの前を通過し……。つか、わしの顔にペンライトが当たるんですけどおおおおお。落ち着かんか相方!叫んだところで聞こえやしねー。もー。
歌が終わると突如夢から覚めたような感じでわしの方を見るんです。これがなんでか不安そうな顔で。や、別に顔にペンライトが当たっても怒らないし、理性を少しばかり飛ばしたからって、わしなんてよくよく経験してることだから軽蔑なんてしないし、なにさうっかり我を忘れたからって自分を攻めてるんですか?そんなことくらいでわしは友達を辞めたりしないから安心しろという風に相方を見返す。
や、ライブ中、幾度となく相方からこのような無言の訴えを頂いたんですよ。はたから見たら微妙なんだからよしてくれ〜〜〜〜〜。

遥かチームのショートコント…。
アクラム&天真&イノリ。
おっきーアクラムさま登場です。もうこの3人どんなアドリブが出るやらそれだけで顔がにやける。おっきーだけ台本で顔を隠してました。なんで?内容は天真とイノリが夏の暑さに水撒きをしようってことになり、水撒きをしていたらアクラムにかけてしまい、そのアクラムを倒すのはどっちがってことになり、天真とイノリがじゃんけんをしだし、でも全然決まらないからアクラムが呆れて去ってゆくというお話。慌てて天真とイノリが追いかけるんだけど、その姿がむちゃカワイイの〜〜〜。手を振り上げて「まて〜〜〜〜っ」って、オイオイちーち、キャラが違ってるよ。天真はそんなにカワゆくないっす。ちーちにはじめてカワイイなんて思った瞬間でした。

トーク(夏休みのミラクル体験)
昼の部の岩田さんと並び大爆笑だったのがちーちの「肉地獄」(だっけ?)タイトルからして大爆笑でした。ちーちがアメリカに行った時のこと。毎日毎日大好きなお肉ばかり食べてたら3日で5キロも太ったんですって。おいしかったからって食いすぎだっての。絶妙な突っ込みがおっきーから度々入って(どんな言葉だったかとかは忘れてしまったです)ちーちとのやりとりがごっつ笑えました。確か最後に「おきあゆさん(ひらがな読みなのです)はどうやって痩せたのですか?」ってマジに聞いてたっけ。おかげでまた他の方の話が霞んでしまったよ…。

第1日目夜公演、幕。
時間が押していたので、全体的に急ぎ足っぽかったかなー。昼公演の時よりドラマのアドリブとかが少なかった。でもテンションは確実に上がってました。
…こうして一日目があっという間に終わってしまい、かなり物足りないわしら。終わっちゃったね〜、あっけなかったねー。しんみりです。体力的には結構限界だったんすが、それでももっとあの場所にいたかった。
でもって、しんみりしながらホテルへ。結構もう遅い時間だったし、すぐさまお友達と3人で横浜の街へと繰り出す。晩ごはんは観覧車を背にテラスみたいな所で頂きました。なんかもー胸がいっぱいでご飯も喉を通らないご様子の相方。しかし、口はおっきーの名を連呼。

そして、夕食も済み、心ゆくまで声優話で盛り上がった後、せっかくだからと横浜の夜を満喫し(写真撮りまくりです)ひとしきり遊んだ後、ホテルへと戻りました。ホテルまで戻ってきたのが11時頃だったかなー?ここでわしらの本日最大のミラクル事件が待っていたのですよ。名付けて(名付けるな)、超ミラクル遭遇!!(ミラクルその3です)


わしら3人がホテルの2階入口から入ろうとし(先頭がわしとお友達で後ろから相方ってな感じでホテルへ入ったんですが)自動ドアが開く前からわし、前方から歩いてくる人影に、
『ん?なんやあの人妙にちーちに似てるなぁ』
かなりのんきです。
『や、や、ちゃうやん、ちーちやん、ちーちそのものやんか!!』
かなり動揺。ひ〜〜〜ってな感じで青ざめて、そしたら、ちーちも『ん?』って感じで気づいたんです!!
『んぎゃーーーーーっ、ちーちがちーちが…気づいちまったよ〜』(オイ)
そして、自動ドアが、無常にもガーーーーっと開き、わしら&ちーちもほぼ同時に自動ドア内に進入。悲しいかなこんな時足は止まらない。だんだんと距離が近づいてきて、
『ふ、ふがーーーーーーっ』
そんなに見るなよおのれって感じなのに、ちーちから視線を外すことができないんす。つか、ちーちも頭に「?」をくっつけたまま、子犬のようなつぶらな瞳でこっちをじーっと見てるんす。なんて表現してよいのかとにかく、素関智一のままで!!
『見てる見てるこっち見てる〜〜〜っ』
しかし、このままだと見つめあったまま素通りです。そんなの超おマヌケでアホやんかっ!!あかん、あかん、なんかリアクションをせねば!!そう思いつつ苦し紛れに出たおのれのアクションが、な、なんと、ヘコリとお辞儀……(あほう)
『おのれはアホかーーっ。わしはあっちを知ってるけど、あっちはわしを全然知らへんねん!!わし、なに近所のおばちゃんに挨拶してるみたいなことしてんねん!!』
でも、でも、ちーちもそれに答えてくれたのです。
「あっ、あ、あ…」ヘコリ(お辞儀返しです)
うがーーーーーっ。わし一気に脱力。気持ち的にはへたりこんでました。
その時、背後から相方の、
「こんばんは〜〜〜〜〜〜」
超スペシャル級明るいご挨拶です。
『そうやん。挨拶は人間関係において最も基本的な行動の一つやん……』
ちーちにガンくれて精神疲れのわし、わけわかんねー行動原理を唱えてたり。
「今日はお疲れ様でした〜〜〜っ」
相方、超完璧すぎなのです。
その時でした。
「あ、そおなの?今日、来てくれたんだぁ。ありがとうね〜〜〜」(ほのぼのと読んでください…そんな感じだったんす)
相方に負けず劣らずの超明るい声(注:声でかい)が聞こえてきて、
『なぬ?』
わし、ここではじめて気づいたんですっ。
『岩田さん、いたんだっ!!』
超失礼です。ごめんなさいです。そうなのです。岩田さんがいらしゃったんですよ。ちーちのお隣に。しかもちーちは岩田さんの向こう側にいたのによ、なんで岩田さんの存在に気づかなかったんだろうか…自分がわけわかめです。オイオイです。しかし、岩田さんも相方と似てて、自分のすべきことをちゃんと心得てらっしゃって、わしらに気づくと華麗に声優オーラをまとって爽やか青年にご変身です。あまりの切替の早さにさすがだな〜とか関心してて、ふとちーちを見やると、ちーちったらまだ己を取り戻せないのか(わしと同じだな)依然頭上に「?」を乗っけたまま呆けてらっしゃいます。口は何かを言おうとしても言えなくて、モゴモゴしてるし(わかる、わかるよ、ちーちその気持ちっ!!)結局、その場は相方と岩田さんがずっとしゃべっててちーちはずっとワタワタしてらっしゃいました(笑)
「明日もがんばってくださいね〜、じゃ、おやすみなさい〜」
「ありがとう〜、おやすみね〜」
そんな完璧な会話の後、岩田さん&ちーちは夜の横浜へと消えてゆきました。きっとカレーかラーメン食べに行ったのでしょう(ライブのご挨拶でちーちそんなこと言ってたから)
で、その後、ホテルのエレベーターホールまでしばし無言で歩く3人。途中はたと気づく。
「ね?コンビニ行くの忘れてない?」
すっかりコンビニに寄ることを忘れてて、でも忘れたおかげでこの遭遇があったんだからほんまミラクルだよね〜って話してました……。
あの時岩田さんとちーちに会ったことはこの後あまり実感できずにいて、翌日夜あたりからじわじわときて、なんかものすごい偶然だったんだよねぇなんてしばし呆けておりました。
最高に良い思い出になりました。感謝。







2日目


1日目と違い2日目のわしはかなりイってしまったので、まんまと嵌められて(オイ)かなり冷静さを欠いておりました。あれは果たして昼の部だったのか夜の部だったのかどっちがどっち?で記憶がわやくちゃになってしまってますので入り混ぜでお送りします〜。

昼の部はラッキーなことにわしら下手側の結構前の席にいたんです。ものすごく舞台が良く見えます。しかも目の前はお立ち台!しかもなんだか目の前がクリアで視界を遮るものがなにもない…。ちょうどうちらの列から一段高くなっていたのでしょうか。しかしこれはラッキーでした。1日目が上手側だった為おっきーの立ち位置とは真逆だったので、2日目になって変更になっていなかったら良いよねなどしゃべりながら開演を待つ。確実に昨日よりテンションが高いです。

オープニング。
いきなりやられました…、ちっ、紀章めー!!はっきり言おう、ものすごく近くてよく見えるのに、他の初生声優たちには目もくれず、紀章しか見てませんでした。ごめんなさい。だって目が離せないんですもん。紀章の顔はネットとか雑誌とかでよく見て知ってたんだけど、背がどのくらいかとか体型どんなだとか一切知らなかったからさー、それが滅茶苦茶激ツボだったもんで目が釘付けだったんす。体型もそうだったんだけど全身黒ずめのお衣装がこれまた激好みでツボりまくり。理想の身体が目の前にいるよ〜〜〜みたいな感じ。
桜「やばいってば〜〜〜〜!!」
藤・完全無視状態。おっきーしか見えてません。
桜「ひ、卑怯だぞ〜〜〜〜っ」
てんでバラバラなわしら。落ち着けって。
予感的中こうなるともう止められない。心の中でここにはいないかのお方(よっちんです)に「今日だけは勘弁してね」とかって平謝りするしかないわし。
それでもしばらくして理性を取り戻し、「MiracleBeatSummer」で走り回る声優さんたちが目の前に来ると声援をおくります.。そうそうちーちのご挨拶で「昨日は岩田さんと飲みに行ってきまいした〜二日酔いです〜」に、わしら「知ってる〜〜〜」。

歌。
昼の部ではおっきーアクラムさまの歌から始まりました。いきなりの登場に慌てたわし。しかも昨日の素敵なスーツで登場。近くでお気に入りの格好が見れて嬉しい〜。ふと隣を見れば幸せそな相方。
桜「確かに近くで見ても細いよねー」
冷静なツッコミをかますが相方全然聞いちゃいません。
舞台上ではおっきーが「いくぜー」なんて叫んでいたり。これには「え?今なんとおしゃいました」ってわが耳を疑ったくらい驚いてしまった。決して「行くぜー」なんて叫ぶようなお方ではなかったのに。ホントにネオロマンスってミラクルですわ。
桜「おっきーも相当楽しいんだね…」
声をかけても返事が返ってこないのは寂しいもんです。
さてさて密かに楽しみにしていた浪川君登場です。「見上げてBlue Sky」ネオロマンスでは初舞台であろう彼、一体どんなことになってしまうんでしょうかとちょっとワクワク。しかーし、しかしだった。意外に堂々としてはりましたよ(つまんねーの)歌も思ったより堂々と歌いはって、まったくもってつまんねー(なんて思ってはいけません)
桜「なんや、突っ込めへんでーなんか爽やかにさらって歌ってるで!!」
藤「んとだ。なんだよーーーー」
相当ヤジを飛ばす気でおったらしい。しかし、おっきー以外のコメントには返事を返してくれる相方。あんたほんまに解りやすいわ。
そして浪川くんに並び楽しみにしていた小西さんの登場〜。まぶしいくらいの真っ白スーツ。目の錯覚?小西さんの後ろに海が!港が!見えます。でもって裕次郎のテーマ曲が聞こえてきます。小西さん、はっきり言ってその格好は似合ってるけど微妙だよ〜〜〜〜。爽やかなんだか、もっさりなんだかー。裕次郎が思いっきりクラッシック?どうよそれーーー。真剣にバラード「L'Amonia〜君がくれたもの〜」を歌ってるんだけど、何故か笑いが込上げてきてそれを堪えるのに必死なわしら。でもやっぱり小西さん歌上手いです。夜の部では井上さんのジャケットプレイの真似をする余裕まであったり!おもむろにジャケットを脱いでから何気にパンパンとはたいてまた着込むというちょっと情けない感じのプレイがとっても歌に不似合いでした。しっとり系の歌が爆笑の渦でした。
でもって特筆すべきは紀章の「PRELUDE〜青月光〜」もう言葉になりません。この歌が生で聴きたいがために今回のライブ参加を決めてくらいですもん。まずイントロの時点でわしら抱き合って飛び跳ねて喜びました。抱き合って喜ぶほどの歌はネオフェス3の井上さんの時ぶり。しかも今回アレンジがとてもよくってね、最初から腰砕けにされました。あの感動はもーほんまなんて言ってよいのやら。や、夜の部のお衣装が1日目のもりもりの巣○のおばちゃんバージョンとどっこいどっこいな感じのすごさだったんです。んでも巣○だろうとなんだろうとどーでもよいくらいのカッコ良さであの衣装がそれなりに似合って…(爆)あ、ちなみに色はカナブン真っ青な勾玉色でした。しかも歌い終わってから立木さんに「歌、上手いね〜」とか言われても素直に「ありがとうございますっ」って言い切る紀章、あんた大物だね。
そして井上さん。1日のみ出演だった直くんが2曲歌ったから今日は誰が2曲かなって思っていたら、なんと井上さんがだったんですよ。「水密等の雫絵」&「月下美人」なんかね、井上さんが出てくると尋常じゃないような歓声が上がるの。まさに会場内超常現象(相方後日談)わーとかきゃーとかじゃなくて「うおおおおおーーー」って地を這うような声。なんかちょっと怖い感じでした。ジャケットプレイをする度に「はあああああ」ってばったばったと倒れる女子たち。なんか2年前はわしらもあんなだったんだって思うと恥ずかしいです。妙に冷静に見てしまったよー。あはは〜。

トーク(旅先でのミラクル体験)
昨日にも増しておもしろ過ぎて阿呆な話ばかりが記憶に残っておりまするゆえ全然覚えてない方のは割愛。すみません。
紀章のタイトルなんだっけか?学生時代修学旅行で上京した時にすんごいヤンキーな格好(すでに東京では廃れたファッション)だったらしく周りの人々を一気に引かせてしまったそうな体験。今でも十分ヤンキーだったりするんだけど、垢抜けてはいるよね〜〜(オイ)
井上さんの「飛べ〜」。グアムから飛行機が故障続きでなかなか飛べなかったそうで、なんとか飛んだけど死ぬ気で乗ってたそう。死んでも悔いのないようにと酒盛りになったそう。ちなみにわしは飛行機大嫌いなので、その話は恐ろしいだけだった。
もりもりの「おサカナ天国」。合宿でお風呂に入っていたんだけど、隣にいけすがあったから、誘惑に負けて、そこへみんなで入ってお魚たちと一緒になって泳いだそう。しかもそのいけす、宴会場から丸見えだったそうで、当の本人たちは知らずすいすい泳ぎを楽しんでたらしいだけど、支配人が飛びこんできてかなりのお叱りを受けたそうです…しかもそこ由緒正しきお宿だったそうでー。もーおバカすぎです。
岩田さんは「ベガスの奇跡」で、また身振り手振りの演技つきで笑わせてくれました。大金を儲けた話ではなく、3万(ほんとか?)をあっという間にスッてしまったという話。普通観光地だから多少出るようになっているらしいものなのにその時は非情なまでに出なくてあっさりとスられたそうです。それがミラクルだったと…。

コルダチームショートコント(ドラマ)
月森&王崎。
二人なんて寂しすぎるよコルダチーム。1日目の森田くんと英ちゃんは安心して見てられたんだけど、なんだか今回はドキドキでした。谷山くんって一体どんな演技?しかも小西裕次郎さんとだよ!!どうなっちゃうの〜〜〜?みたいな。ドラマは王崎先輩が月森に演奏会の助っ人をお願いするって内容。それは快く受けるんだけど、その前座でマジックショーをするからそれもさも当たり前のように「やってくれるよね?」みたいに言われてしまって返事に詰まる月森っち。「え?できないの?」みたいに言われちゃって、もー月森くん意地になるしかなくて勢い任せて「やります」って返事してしまうんです。動揺するところの「うぅっ…」がね、ステキでした。

昼の部幕。
この日はお昼ごはんを食べてなくてお腹が空いたわしらは食料を買い込んでお部屋でしばらく休憩。
相方が、
藤「それにつけても、おっきーの愛しさよ……」
などと突然言い出して一瞬大丈夫か?って心配になった。
桜「大丈夫?」
藤「や、今ね、一休さんの新右衛門さんのセリフが突然出てきて……」
桜「そ、そんなに好きなのか?新右衛門さんのセリフを思い出してしまうほどおっきーが好きなのかー?」
藤「やっと新右衛門さんの気持ちがわかったよ〜」
もうここまでくるとおかしな言動出まくりです。

さて、夜の部の席は、ちょっと後ろの方だったんだけど、ほぼセンターで全体が見渡せる感じでした。4回ともにいろんな場所で見ることができて嬉しい。最後ともあってテンション激高!!これが最後と思うとみんな力入ります。

アンジェチームのショートコント(ドラマ)
ユーイ&ゼフェル&エルンスト&ヴィクトール。
意外にも浪川くんが笑わせてくれましたー。ユーイとゼフェルが水泳をすることになるんだけど、ユーイの泳ぎがかなり妙。台本持ってるからって片手で水掻きをしながら「えいやさ、ほいやさ」って妙な掛け声付き…。そんなもんだから笑いを取ってる浪川君に岩田さんも負けじと妙な泳ぎで対抗するんだけど、はっきり言ってそれ溺れてるんちゃう?みたいな。それを見守ってるヴィクトールとエルンストが色々突っ込みを入れながら実況中継をしてるんですが、結局ゼフェルって少しも前に進まずに一箇所で犬掻き状態なのに自分自覚ないんですー。天然ユーイには勘違いされて褒められてしまい、そんな気になって有頂天のゼフェル。そんなゼフェルを見守るヴィクトール&エルンスト。

遥かチームショートコント(ドラマ)
アクラム&友雅&天真…。もーこのメンバーだと何かしらやってくれるだろうと知らず知らず顔がニヤてしまうー。
天真と友雅が鈴虫の音を聞きながら涼んでるところへ、アクラムさま登場!わしには友雅VSアクラムに見えてとにかく顔がニヤける。案の定天真は途中で寝てしまってアクラムと友雅がなにやら大人な会話をしだすんです。友雅がアクラムに「どんな姫君が好みか?」なんて普通そんなこと聞くか!な質問にアクラムもここだけの話ならとか言って(しかも小声だし)アクラムったら「少々、気の強いほうが良い…」などと(笑)反して友雅は「控えめな姫君も好き。華やかさも大切だね…」みたいなー。意見が合わないとわかるとアクラムさまったらムキになってなんだか妙に俗っぽかった。とにかく好みの女の話で盛り上がってるんですが、その間天真は寝っぱなしです。気づかないアクラムもどうかと思うけど、いい加減してから「こら寝るな!」って叱られて起きるんだけど、もーヨダレ垂れ流しで寝てるし。「寝ちゃった〜じゅるり…」なんてかわゆい声で言うもんだから天真じゃねーし。アクラムには呆れられ、友雅にはまだまだ子供だねなんてからかわれ、去ってゆく二人に天真が「なんだよ〜っ」て怒りながら追いかけるってお話。天真がカワイすぎ。井上さんとタイマン張れるおっきー最高。

アンコール。
一人一人の挨拶のお言葉が長い。言いたいことがあってでも言い足りなくてずっと言ってる感じでした。みんな感動してるんだなって。わしらもいい加減感動しっぱなしだったんだけど、わしらファンの応援とかが出演者さま全員を感動させてんだなって思うと涙が出そうになってしまった。みんな泣きはしないけど、込上げてくるものがあったみたいで。それぞれの思いは場面場面で違ったりしてるんだけど、こっちも同じテンションにさせてもらってるってわかってとても嬉しかった。おっきーが「僕たちのアニバーサリー」で客席から歌声が聞えてきた瞬間「うるっときた」って言ってたり、あーそうなんだー。なんかこのご時勢感動して涙することなんてなくなってきたよなって思っていた矢先のこのライブだったからまだまだ人間捨てたもんじゃないなって思った。バンドのメンバーも泣きそうだったなんて聞かせてもらってほんと全部が一つになってる感じがしました。最後はおかしなくらい盛り上がっていて紀章なんてハメはすしすぎでいつの間にやら上半身裸だったし。ちゃっかりとこの目に焼き付けてきましたけどー。へへ。

幕。

こうして、楽しい日々はあっという間に終わり、燃え尽きて灰になりました。帰る予定を翌日にして正解だった。こんな状態ではまともに帰れません。翌日もずっと横浜にいたんですが、心はパシフィコに置いてきてしまったかのようで、3人でお茶をしてても心ここにあらずで会話もなくただほけ〜〜〜っと呆けておりました。そうそう来れない横浜なのに遊ぼうとしないんですよ(笑)口を開けばライブを反芻し、同じ話題でメビウス。夕方頃にお友達とは別れて相方と二人、新幹線に乗ったあたりでちょっと切れました。新幹線に乗ると毎回大盛り上がりのもりもり話で3時間(阿呆だな)無事に帰ってきて通常の生活に戻ってもなかなか夢から覚めなくてフツーに戻るまでに一月くらいはかかったかな?つか、ずっとそのままで浸っていたかったんだけどそうもいかず。
そんな感じで、次回ネオフェス&ライブがあったら絶対に行く!!と心に決めたのでした。


終わり。